「モノ」より「思い出」①


目次
「モノ」より「思い出」
昔、「モノ」より「思い出」という車のCMがありました。
それを見たときはまだ独身でしたが、ものすごく印象に残っていて、「将来子供が出来たら、そんな子育てをしたいなぁ」と漠然と考えていました。
成長過程のその時々で感じ方はどんどん変わります。それに合わせていろんなことを経験(体験)させてきました。
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映画と本は好きなだけ
映画と本は好きなだけ見せる(与える)ようにしています。
やっている家庭も多いと思います。が、周囲に話すとあまりいません。本屋さんに行って子供が欲しがった本は内容はともかく必ず買うようにしました。(だいたいが付録にオモチャがついたムック本でしたが)
口だけじゃなく、必ず買ってあげることで子供との約束を守る安心感を与えたかったんです。
映画を好きなだけ、というのは私自身、相当こだわりがあります。映画をたくさん見ている人って、なんとなく洗練されている人が多くないですか?友人が映画通だった時、大人だなぁと感じませんでしたか?外国人と話しても共通の話題によく映画のストーリーが出てきます。
2時間、別な人生の疑似体験を重ねることで、知識も教養も見識も生き方も、何かしら記憶に残ればいいなと思って続けています。
子供時代に子供映画だけを見せる訳ではありません。大人向け(Hシーンがないもの)もどんどん見せました。
「映画館で見る」のもこだわりです。2時間だけ別世界に行ける感覚は「日常の中の非日常」ですし、幼少期から多く経験させるのは絶対に将来にプラスになるという確信がありました。また、特に私自身が土曜夜にレイトショーに出かけるのが好きだったため、長男や次男がついてきて、ちょっとした「大人体験」をさせることもありました。映画よりもスタバが目当てだったことも多かったようですが。
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毎年の恒例行事を作る
どの家庭でも同じようなことはしていると思いますが、我が家はこんなことを恒例行事にしています。
- 元旦はホテルバイキング(妻は元日だけは毎年休みのため)。1年で一番のごちそう。食べたら翌年の予約をして帰る。6年ぐらい続いています。2021年の予約も済ませました。
- クリスマスは必ず家でお祝い。カルディのピュアポムで乾杯。大晦日は年越し蕎麦。カツオの厚削りでしっかりとダシをとります。妻以外の全員で買い出し。
- 3月末は近くの公園と大学の構内でお花見。近所の人しか来ないので穴場なんです。
- GWはクラシックのコンサート「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」(0歳から聞けるコンサートがあって産まれたばかりから通っています)。2020年は第一回以来のベートーベンです!楽しみ!
- 5月1日は近くの公園に咲いている「ヒトツバタゴ(別名ナンジャモンジャ)」の木を見る。これがキレイなんですよね〜。毎年同じ日に同じように咲くヒトツバタゴに感動。
- 5月に近所の河川敷でサイクリング。往復で18キロぐらい走れます。子供達も思う存分自転車を楽しめます。
- 初夏と秋は近くのお寺(紫陽花と紅葉が有名)へ
- 妻と連休があえば軽井沢、箱根、伊豆、山中湖などへ。ホテルではなく、会社の提携保養所になっている「エクシブ」へ。相当安くあがります。
他にもありますが、大事なのは「毎年同じタイミングで同じことをする」です。5年ぐらい続いているものが多いので、きっと大人になったら記憶に残ってくれるでしょう。もし良い記憶であれば、子供自身が家庭を持った時に参考にしてくれれば嬉しいです。
我が家の環境
ところで、我が家は共働きで休みがすれ違っているので、週末に家族全員で出かけたり、土日で一泊旅行に行ったりということが少ない環境でした。
基本的に土日は3人男子の面倒を見るのが私でした。今となってはそれが良かったのかな、と思えるようになりました。
子供の世話も家事も料理も外出も、私(1)対子供(3)です。むしろ、やるしかない環境の方がいいのかなと思います。私自身はあまり大変だとも思わず楽しんでやっていました。(だって、なんだかんだ言って子供と過ごすのは楽しいんですよね)
「イクメン」という言葉がありますが、そんな言葉があること自体が不思議です。男性も女性も関係なく育児をして当たり前だと思うし、奥さんを「手伝う」のではなく、「自分がする」のが大事だと考えています。
②に続く
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